アナログ漫画原稿などに使う黒インクレビューです。

基本的にはパイロット製図用パイロット証券用が仕上がりが美しく描きやすい2大人気商品で
値段は他のインクより少し高いですが、その価値はありますので一度は試してほしい品です。
どちらがいいかは完璧に好みの問題ですが、管理人のおすすめはどちらかというと製図用です。

次いで開明墨汁も扱いやすさと安さ、コピックにもにじまないなど万能で定評がありますので、
初めて漫画を描くという場合には開明墨汁から始めるのもオススメです。

一人では使用したことのあるものに限界があるので、情報量を補うため
一番下に少しだけ、一般的な評判を追加しています。


アート漫画インク(純黒)

アートカラー 漫画インク(耐水性)

結構インクの付きが良く、紙によってはにじみやすいです。
純黒と書いてあるだけあって、黒さはきっちりしていました。

漫画インクHG(ハイグレード)の方は、若干値上げされ
コピックににじまない仕様に・
また黒さが濃くなっているとの宣伝ですが
コピックには若干にじむような気がすると聞いた事があります
(管理人はHGは未使用のため、詳細は未確認です)。


開明墨汁120cc

 開明 開明墨汁(水性)

値段が安く(200円ほど)で描き味も良く、人気のある一品。
文房具屋などで普通に売っているため買いやすいので、おすすめです。
漫画原稿の主線だけでなく、コピックの主線用など
多用途に向きます。

インクのようにさらさらしていません。少しだけとろっとしています。
その分乾きはそれほど早くない(待つ時間が必要)ものの、
線の力強さ/繊細さ 両方出すことができます。

一つだけ問題なのは、ペン先を拭き取る程度で洗わないでおくと
ペン先の墨汁が残っていた部分が一晩でも錆びる場合があることです。
拭くだけで済ませず、洗うことをおすすめします。

墨独特のいい匂いではなくなったら悪くなっていますので、買い替え時です。


クレタケ 漫画ブラック(耐水性)

しっかり黒いインクで、乾きも比較的早いです。
濃くてぼたっとしているため、繊細な絵柄にはあまり向きません。
コピックで完全に溶けてしまうので、コピックの主線には使用不可です。

軽いものの中ではかなり安定したボトルの形なので、
インクを倒す心配は少ないです。


デリーター ブラック(ナンバーが1〜6まであり、
ナンバーによって、耐水性か水性かなど特性が違います)

シリーズがたくさんあります。管理人は一種類しか使ったことが無いので
(しかも何番だったか失念しました;4か6だったのですが…すみません)
詳しくないのですが、小さくて比較的廉価なものが多く、
替えがききやすいです。
インク質はごく普通。特に際立った長所が記憶にない…とも言えます。

ボトルが軽く、安定の良くない形なので、
ふとした拍子に倒してしまうことがあるようで、
原稿に倒したという悲惨な体験談を聞いたことがあります。ご注意下さい。


クレタケ漫画ブラック
ÉfÉäÅ[É^Å[Å@çïÉCÉìÉNÅ@2
ドクターマーチン ブラックスター マット(耐水性)

とても綺麗な漆黒のインクで、
名前にふさわしいマットな仕上がりです。
これで描かれた生原稿を拝見して衝動買いしました。
印刷用じゃなく生原稿を見せる場合にもよさそう。
テクニカルペンとかエアブラシなどにも使えると瓶に表記あります。

瓶の口の部分の狭さがすごい微妙なところで
スポイト式ですが、気をつけて入れればペン軸にさしたペン先を直接インクにつけられます
(気を抜くとペン軸の横に瓶当たっちゃうかも)。
値段は高めですがやっぱり綺麗、濃いわりにはさらさらして乾きもやや早めに感じます。

パイロット製図用インク(水性)

さらさらしていて(水っぽいとも言えます)
とにかく乾きが早いです。管理人も現在進行形で愛用しています。
水性なので手汗で流れないかと心配していましたが、管理人は大丈夫でした。
乾きが早い分、作業をどんどん進められるというおまけの利点つきです。

証券用と同じく、他のものに比べて若干値段が高めの部類(500円ほど)ですが、
少年漫画、少女漫画といった幅広い作品に向き
特に
細かい描写をする場合には最高のインクです。

違うインクを使っていて「繊細なタッチにならない」
とお悩みの方は、ぜひ製図用を試してみて下さい。
管理人はこれで悩みが吹き飛びました。

パイロット製図用インク

パイロット 証券用インク(耐水性)

製図用よりパっと見で黒く、さほど水っぽくありません。

消しゴムをかけると薄くなると有名ですが、
線が太い人(インクが原因で線が太るようなことはないインクなので、
Gペンでがしがし描くタイプの人とか)なら
多分それほど問題ないと思いますが
細くてインク量の少ない線だと、消しゴムでかなり薄くなってしまうかも。
そのため蓋を少し開けておいて、多少蒸発させ濃くしてから使う、という
プロの方もいらっしゃいますし
また、下書きは別の紙にしてトレースでペン入れするなど、
インクの上から消しゴムをかけない方法で描くという手もありだと思います。
面倒でも、そうしてでも使いたいインクだというのが悩ましいところです。

製図用と揃って、仕上がりの美しいオススメのインクです。
値段は500円ほどで、漫画に使うインクとしては比較的高い部類ですが
それでも質を考えると納得できる品だと思います。

なお、完全に乾ききるまでは耐水性ではないのでご注意を。
コピック等アルコールに対しては、描いてすぐでも溶けず、安全です。
管理人は漫画用に使わない今も、コピック画の主線用に使ったりしています。


パイロット証券用インク

ペリカン ドローイングインクA ブラック(耐水性・30mlはフタにスポイト付き)

これまで使った全てのインクの中で一番臭いが強いです。警告せずにはいられません。
最近見かけないので、日本には入ってこなくなったのかもしれません。
海外のショップではまだ見かけます。

インクのキレが独特で、マンガ用ではなくペン画用。
絵がちょっと上手い人みたいに見える気もします。

ただ、古くなると、かいだだけで喉頭炎になりそうな(というか多分なった)
とんでもない物質に変質するので
もったいないと思わず早めに使い切って下さい…。


※カラーインクの黒を、主線に使ってみたものも2つ載せておきます

ホルベイン ドローイングインク スペシャルブラック
(耐水性・フタにスポイト付き)

ホルベインのカラーインクの中の黒です。さすがに黒自体はくっきりきれいですが
頻繁にペンにインクを付ける主線作業では、スポイトは若干わずらわしく感じがち。
どうしてもこのインクをモノクロ原稿に使うなら、入れ物を移し替えると便利です。

カラーの主線にも向いている、きっちりした黒さです。
さらさらしたインクではあるものの、のびはそれほど良くないかもしれません。


ターレンス エコライン ブラック(水性)(フタにスポイト付き)

この色はコピックににじまないので、カラーの主線に使ったことがあります。

水性の中ではそこまで速乾ではないのか
線が細くなかったりするとすぐには乾ききらず、
原稿を汚してしまったことが何回かありました。
使いたい場合はペン入れの手順や時間配分を考えた方がいいかも。
というかそもそも主線用ではないからなのですが。

エコラインの黒には「チャイナインク」という耐水性バージョンもあります。


ここから下はメジャーどころの伝聞・使った原稿を見せてもらったものなどを補足しています。

äJñæÉhÉçÅ[ÉCÉìÉOÉ]ÉãK

開明ドローイングゾルK(水性、耐溶剤性)

コピックににじまないインクのひとつ
(乾燥は他のインクに比べ「比較的早い」程度なので、
乾ききらないうちに塗るとコピックににじむ可能性もあります)。
乾きもそこそこ早めで伸びも程よいということで、
通常のモノクロ原稿に愛用しているプロもいます。


êÍñÂâ∆ópÅ@çÇãââtñnäJñæÅ@ñnâtÅ@ñnÇÃâÿÅ@200ml

開明 墨の華(水性)

400mlボトル入りだったりして、書道専用のような印象ですが
漫画用にも評判は良いようです。描き味も○とのこと。
開明墨汁の
高級版といったところでしょうか。
墨汁派の方は一度使ってみる価値ありかも。
普通の墨汁と違い、水性インクにもコピックにもにじみます。


その他:アイシー コミックスーパーブラック(耐水性。書いたものを見た感じ
比較的きれいな仕上がりのインクだと感じました)、
開明 まんが墨汁(耐水性、コピックではやや溶けます)、
開明 レタリングゾル(耐水性、ベタに使ってもムラの出にくいインクです)、
開明 ドローイングゾルT(耐水性)、
開明 ドローイングゾルA(耐溶剤性)、
ドクターマーチン ブラックスター ハイカーブ(マットと違いこちらは光沢あり。
                    アセテートフィルム用、という表記があります)、
ニッカー コミックインク
ニッカー レタリングインク(消しゴムかけに強いインクで、薄くなりません)、
パイロット インク(製図用でも証券用でもないタイプは、にじみが強く漫画には向かないそうです)、
マクソン コミックインクなど


←ペン軸のページへ 画材レビュートップへ ホワイトのページへ→


SEO [PR] @[r ďAEx@o^C ^T[o[ SEO