アクリルガッシュレビュー

アクリルガッシュはムラのない均一な塗りや、厚塗りに適した画材です。
ガッシュと違い耐水性で重ね塗りにも向き、ややツヤ消しっぽい仕上がりになります。
ほんの少し水で伸ばして、塗りやすく調整して使います。

色々なものに使用できるのが強みですが、
塗ったものによっては、厚塗りにより塗膜がひびわれることもあります。
ソフビ(素材)などに対しては、塗布で色が浸食する場合があるのでお勧めできません。

♪一緒に使う画材→筆(筆がいたみやすいので、ナイロンなどの安いもので可)、
パレット(陶製の皿や、使い捨てのペーパーパレットなど。木製パレットはパレットに絵の具が定着してしまうので不適です)、
紙(水を使うので、イラストレーションボードか、パネル・刷毛・水張りテープを使って水張りした紙がベストです)

♪初めて使う人へのオススメ→色数の多いターナー アクリルガッシュ12色か18色セット
ターナーは少しかためなので、扱いやすさで言うとホルベイン(とろとろすぎるという人もいるかも)の方が上かもしれません


ターナー アクリルガッシュ(全219色)

とにかく色数が豊富です。
普通の色以外に、ジャパネスクカラーや
パール・ラメ・メタリックなど質感の違う色も
揃っています。はじめからターナーで揃えるのも
アリですし、買い足し用としても良いです。

他のブランドに比べ、少し絵具が固めで、
マットな質感です。
特に和シリーズは意図的に粉っぽくしてあるようです。
アクリルガッシュの中でも
被服力はきっちり高めな方だと思います。


ホルベイン アクリラガッシュ(全102色)

絵具がやわらかめで、少しとろとろしています。
ベーシックで使いやすいアクリルガッシュです。
もちろん明るくはっきり
ホルベインらしいカラーです。


ニッカー アクリリックガッシュ

ターナーに比べれば柔らかめ
(ホルベイン程とろとろしていない)ですが、
意外に絵具が伸びにくい気がします。
そのせいかなんとなく他のアクリルガッシュより
筆致が残りやすい気がします。

またニッカーのアクリル絵具同様、
新品を買ってその日に使っても
若干分離していたりする印象があります。
絵具を出すと絵具でなく
まず油みたいなのが結構出てきて焦るというか…
もしかしたら分離したぶん絵具が伸びにくかった
可能性もあるかもしれません。

リキテックス ガッシュ・アクリリック 18色セット

リキテックス リキテックスガッシュ(全74色)

リキテックスの不透明版です。
もともとリキテは透明感も出せることで人気の画材なので
リキテックスガッシュのユーザーはそれほど多くないかもしれません。
リキテユーザーも違和感無く使える色構成なのは嬉しいところです。

絵具自体はかなりやわらかく、ホルベインがとろっとした感じなのに比べ
こちらはしぼりだしても絵具の形にならない(完全に広がる)くらいの粘度のない液状です。
少ない水でも塗りやすいため、水が多すぎてハネるということが起きません。
液状のわりに塗っていくと意外と粉っぽくて伸びないかなという感じですが、
木材のようなに塗っても仕上がりは綺麗な方です。


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ホルベイン アクリラガッシュ 24色セット
その他のブランド:サクラ アクリルガッシュ
ターナー アーティストカラー(全48色)など

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