透明水彩は他にはない透明感で人気の画材です。

シンプルなぶん、絵の具や筆や紙など、画材作品の味が大きく変わってくるものでもあります。
特に紙は「にじみ」の綺麗な「水彩紙」を選んで買われることをおすすめします。

パッケージが似ている場合がありますが、全く違う画材ですので
透明水彩と不透明水彩を間違えないように購入してください。

*本体の形*として
「チューブタイプ」(水に溶けやすく広範囲の塗りに向く)と
「固形タイプ」(屋外制作などに便利で、やや細密描写向き)
があります。
チューブ・固形、それぞれメリットがありますので、どちらを買っても大丈夫かと思います。

(チューブの場合、パレットの色を出す小さい仕切りのところに絵の具を出しておいて、大きい仕切りで混色をします。
使用後は大きい仕切りだけをきれいにし、小さい仕切りの中は洗い流さず置いておくこともできます
水をつけるとすぐ溶けてくるので、次の制作にそのまま使えるためです。
なので屋外制作の場合にも、あらかじめパレットに出しておくことで対応もできますので
固形でなく、チューブタイプでも大丈夫です。)

このページでは「チューブ」と「固形」に分けて紹介しています。

さらに、おおまかに
国内ブランド」(ホルベイン、クサカベなど)
海外製・廉価版」(コットマンなど)
海外製・高級品」(ウィンザー&ニュートン、セヌリエ、レンブラントなど)
の3つに分かれると思います。
だいたい国内ブランドと海外製の廉価版は同じ位の値段です。
はじめは安いものを買ってみても良いですし、始めから高級なものを買っても良い結果が得られるので
お好みとご予算で選んでも大丈夫ではないかと思います。

一緒に使う画材→・筆(コリンスキー(「てん」の毛)などの高級品がよく薦められます。豚毛などの固く、含みの悪いものは避けて下さい)、
・パレット(ホーロー引きのもの推奨。なければプラスチックのパレットなどでも大丈夫です)、
・水彩紙(水でよれるのを避けたい場合は、パネル・水刷毛・水張りテープの3つを使って水張りをしたものか、イラストレーションボードを推奨)


*チューブタイプ*

ホルベイン(全108色・上の写真)クサカベ(全90色・下の写真)

以前、知人が通っていた美術予備校の見学に行ったとき
予備校生用におすすめされていたのはこの2メーカーでした。
廉価品質も良いそうです。
多くのお店で取り扱っているので、入手しやすくもあります。

学生時代に学校で使う絵の具がこれの場合もあります
(マット水彩系かガッシュの場合も多いので、これだったら幸運です)。

ホルベインは色が落ち着いた、気持ち渋めの感じがします。
質感も少しざらついた感じです。
クサカベはやや伸びにくいですが、
色合いはベーシックなものが揃っています。


【クサカベ】透明水彩18色セット
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ウィンザー&ニュートン アーチストウォーターカラー(全96色)

さすがの発色の綺麗さで、作品自体の美しさをぐっと上げてくれる絵の具。
値は張りますが、間違いなく 違いを実感できると思います。
一度はお試しを。


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他にまっち透明水彩というのもあるらしいです。
色を混ぜても濁らないらしく、
また有害物質を避けて安全に作られているそうです。
未使用ですが気になっています。

その他のブランド:ターナー アーティスツ・ウォーターカラー
ターレンス ヴァンゴッホ(全40色)、
文房堂 アーチスト透明水彩(廃盤になりました)、
レンブラント(全80色)、
ラウニーなど


*固形タイプ*
(パン、ケーキカラーなどと表記されています。ハーフパンはハーフサイズのパンということです)

こちらはレビューできるほど種類を使っていませんので、ブランド紹介だけしておきます。
チューブタイプと固形タイプ両方があるブランドも多いので、上と名前がかぶっているものも多く
その場合は色数・色ラインナップともに同じ場合がほとんどです。
サイズの割に意外に高額にも見えますが、水に溶かして使うため、実際はそれほどでもないはずです。

ウィンザー&ニュートン アーチストウォーターカラー
シュミンケ ホラダム(全110色)、
セヌリエ
ラウニー
レンブラントなど
(↑このあたりの海外製高級版は
チロルチョコより小さくても1つ500円以上したりします。
ただ値段の甲斐はあるというか、質は良いものばかりです)

ほか、ウィンザー&ニュートン コットマン(ウィンザー&ニュートンの廉価版・全40色)、
LUCAS(全48色。ドイツ製で輸入元はターナーです)、
ペリカン(他のものより大きめです)、
ホルベイン アーチスツ パンカラー(全48色)、
ホルベイン ケーキカラー(全26色。同じタイプの不透明版もあるので、購入の際は間違えないようにご注意ください)など


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