マーカーは発色が良く、手軽に使えて、準備もいらず後片付けも簡単な画材です。
制作スピードが圧倒的に早くなるのも強みになります。
難点は価格が高いことで、絵の具と違って混色がほとんどできないので本数が要ることで、さらに費用がかかります。
時間と利便性をお金で買うタイプの画材とも言えます。

デジタル作画の方が増えている現在、マーカーはこの「便利さ」が引き続き評価されているため
全体のシェアが縮まるアナログ画材の中では、マーカーが占める割合は上がっているような気もします。


マーカーはブランド独自の色番号がついていることが多く、色名と番号両方があるものでも色番号で呼ばれることが多いです。

インクが単体で売っているものは調合もできますが、そこまでする方はそう多くない気がします。
なにか一色+ブレンダー系で、少し薄い色を作るぐらいが失敗が少ないと思います。

♪初心者オススメ→値段的にどうしてもというならコピックチャオ、36色Aセットか
                                  自分が使う色を24〜36本
多く揃える予定やプロ志向の方、エアブラシの使用予定があるならコピックスケッチを24〜36本 がおすすめです。
全部買うつもりという方以外は、セットでなく、使う色だけをバラで買うほうが失敗が少ないはずです。
セットorバラ買いについて詳しくはこちらのコピックのところに書きました。

コピッカーに50の質問はこちら


コピックシリーズ*

コピックはコミック用・デザイン用などに人気のあるアルコールマーカーで
ニブ・空ペン・補充インクなど交換や応用のききやすさも魅力です。

インクの特性なのか、スキャンしたり印刷したりするとかなり色が変わることがあります。
また、塗りムラが出るのは「紙との相性」と「コピックのインク質そのもの」によるところが大きく
塗りの上手下手によるものだけではありません。紙を変えると大幅に改善される場合もあります。

主線には、マルチライナー(インクがぼたっと多めに出てしまった部分などは、たまにコピックで流れることがあります)
より、コピックににじまない
・開明墨汁(フタが黄色い、よく売っているタイプ)か
・パイロット証券用インク
をおすすめします。
(パイロット証券用の方が細い繊細な線が出ますが、その分インクがやや薄く、消しゴムをかけると薄くなる場合があるので
上から消しゴムをかける方や、インクは安い方がいいという方は開明墨汁を。
線は細い方がいいという方は証券用がいいと思います)。他にターレンス・エコラインのブラックもコピックにとけません

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コピック クラシック(全214色)

以前「コピック」とだけ呼ばれていたコピックシリーズの元祖。スケッチより色数が少ないです。四角い太めのボディです。
ニブはブロードニブとファインニブになります。
スーパーブラシニブがないぶん、イラスト・コミック用ではスケッチに人気が押され気味で
こちらはデザイン関係の方がよく使っていらっしゃるようです。


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コピックスケッチ(2012年6月から12色追加で全358色)

コピックといえばむしろこれという人気商品で、一番色数が多いのもこれです。
「スーパーブラシ」ニブが便利なので多くの方にオススメできます。
ボディは楕円形です。

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コピックコミックマーカー(全72色)

コピックスケッチと同じ形ですが、本体の色がウォームグレイ系です(コピック的な表現)。
スーパーブラシと、太めの字やコミックイラスト向きのミディアムラウンドニブ装備です。
置いている店が少なく、ユーザーも他のコピックシリーズより少ないように感じますが、
実はイラスト用に使い勝手のいいカラーが隠れています。
あの色はもっと評価されてもいいと個人的には思っているのですが。

Coral SeaやAqua Blueなど、コピックと全く同じ色が数色あるので、
コピックを既にお持ちの方が購入する際はご注意下さい。
インクが別売りされていないので、コピックとカブっている数色以外は詰め替え不可で
実質使い捨てなので、コストパフォーマンスではコピックスケッチに劣ります。

コピックワイド12色セット

コピックワイド(全36色)

広範囲を塗ることに特化した、幅広のマーカーです。
他のコピックと違って、片方側のみキャップとニブがあります。

消耗が早い分、つめかえが楽な構造になっているのが長所です。


コピックciao 36色 Aセット

コピックチャオ(全180色)

コピックシリーズの廉価版です。
本体が他のコピックよりは細めで、女性だとチャオの方が持ちやすいという人もわりといます。
ニブもコピックスケッチと全く同じ、人気のスーパーブラシとミディアムブロードです。
もちろんインクの補充も可能です。

安いので学生さん中心に人気ですが、個人的にはそこまでおすすめしていません。理由は
・キャップに番号が書いていないので、ケースから探すときに不便
 (シールに番号を書いて貼ったり、
  キャップの色だけで判別して問題なく制作している方もいらっしゃいます)
・販売されている色が偏っていて、総色数がスケッチの半分以下と少なく
 新色もある時期から全く追加されていない
・そのため色の豊富なスケッチを買い足すことになりがちで、
 いざスケッチも買ったら見た目が揃わない/収納クリアケースが共用できないなどが嫌で
 「やっぱり最初から全部スケッチにしとけばよかった!」となる場合がある
・エアブラシへの接続ができない
などです。
全て気にならない、大丈夫、ということであれば選択肢に入れて良いと思います。


コピックバリオスインク単色 アースカラー(1)

バリオスインク(全322色)

コピックシリーズ共通の補充用インクです。

コピック/コピックスケッチ本体一本と同じ価格で
一本あたり25cc、数回分にはなるので詰め替えて使うとお得です。
ヘビーユーザーには必須アイテムになります。

これは完全に個人的な推測なので、全く違うかもしれないのですが
MADE IN JAPANの下に書いてある2ケタの数字とLまでのアルファベットは
「07L」なら「(20)07(年)・L(アルファベット12番目=12月)」製造、
という製造年月の意味かもしれません。

*アニメ用品*コピックエアーブラッシングシステムABS1

コピックエアーブラッシングシステム

コピックとコピックスケッチ専用のエアブラシ。
キットで販売しています。ホースで缶に繋ぐタイプと、缶に直接つけるタイプ、
そのどちらにも対応できるセットの3種があります。

コピックに限らずエア缶の特性で、缶がすぐ冷たくなり、そうなるとエアを吹けなくなるので
長時間や広範囲に使用したい場合は休憩しながら作業するか
缶を2本平行使用することになるかと思います。

本格ハンドピースほど綺麗な仕上がりではないですが、手軽さを考えると許容範囲かと。

直結タイプは缶が小さすぎてお金がかかるので、
コストを考えるとホースの連結タイプをおすすめします。

なお、エア缶ではなくコンプレッサーにつなぐこともできますが、
コンプレッサーによっては圧力が足りないものもあるのでご注意下さい
(メーカーでは0.3MPa程度を推奨のようです)。
例としてエアテックスAPC-001などなら、問題なく使用できます。


コピックワイヤースタンド

コピック追記1:収納ケース

コピックには専用の収納ケースが複数あります。

管理人愛用は左下のクリアタイプです。
他のものは見た目おしゃれですが、露出が多いと埃をかぶりそうなので
これがほとんどです。場所もとりづらく、しかも安いです。
クリアタイプは間違えて買いやすいので必ず「スケッチ用」など
名前を確認して購入して下さい。

コピック本体が斜めになるため見やすく取りやすい、見た目も良いという点では
右上のスタンドタイプもおすすめです。重くてわりと高価ですが。

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コピックスケッチ用プラケース 36本用

ペン類は立てて置いておくと描けなくなりやすいですが、
コピックは年単位で立てたままにしておいても一応大丈夫です。

他に、店でコピックのディスプレイに使われている「コアユニット」をcopicのサイトで買うことも可能です。
割高ですが収納力抜群で、画材屋気分が味わえます。
バリオスインクの収納にはおすすめできますが、コピックなどペン本体の収納だとやや使いにくいかもと個人的には思います
(横に置くと、スケッチだとブロックごとに4本縦に並ぶことになるので
一番上以外に置いてあるスケッチを取ろうとすると いちいち上に載っているコピックが付いてきたりして
お店で並んでいるコピックを下から取ってみると分かると思います。
コアユニットを立てて置いても、スケッチなら4本入っていないと倒れてきたりするので)

また、家で置くと店頭で見るより大きく感じる可能性がありますので、サイズを調べてからの購入をおすすめします。

追記2:コピックで汚した!!

コピックのインクを付けてしまったのがコピック本体など、インクがしみこまない材質のものなら
汚してもカラーレスブレンダーで落とせます。きれい好きの方はぜひお試しを。
それ以外にもアルコール系、例えば掃除用の安いアルコールでも大丈夫です。

追記3:インク補充

インク補充用の道具としてブースターがありますが
どうしてもという方以外は買わなくても大丈夫だと思います。

昔は管理人もブースターを使っていたのですが、
使用後ブースターを洗うのに、カラーレスブレンダー(か、アルコール)をかなり消費します。
しかも何本もやっていると、差し込んだり洗ったりの一連の作業自体も時間がかかり、手間になってきます。

しかもブースターを洗っても完全にきれいになるわけではないので、
黒系、肌色系、青系…とブースターを何本も管理する必要がありました。

使えば使うほど面倒になってしまい、最終的には使わないで済ませています。

今はどうしているかというと
バリオスインクからニブに直接、少しずつ少しずつインクを湿らせるだけです。ニブが少しずつ中まで吸ってくれます。
インクが少し飛ぶことがあるので、汚れてもいい紙を下にしいて作業すれば完璧です。
飛ぶのが嫌な方・時間を短縮して一気に多めに補充したい方は、ブロードニブを抜いてそこに注入すると早いです。
ものすごく不器用な管理人でもできたので、おすすめです。


レトラセット Pantone Tria Marker(全293色)

色見本表で有名なパントンのソリッドカラーを採用したマーカー。廃盤になり、在庫限りです。
本体横に丸い黒いマークがあるのはパントントリアです。
コピックよりもさらに値段が高く(定価だと451円)、売っているところも新宿世界堂本店などかなり限られます。

塗った時と乾いた時、あるいはサッと塗ったときと塗り込んだときでやや色が違うものがありますが
インクの質が良く、とにかく綺麗に紙が染め上がります。他のマーカー類と並べてみると違いが分かるはず。
というわけでコピック以外のマーカーを試したことのない方にもオススメ。

3つのニブのうち細いニブがコミックイラストには応用がききづらい
(トリア用ブラシニブも別売していますが、太めであまりブラシっぽくない感じです)など
イラストというよりデザイン向きだと思います。
コミック用にという方は、コピックに慣れているとマーカーの作りには不満を感じるかも。
インクそのものは上質なので、コピックスケッチオリジナルなどに詰め替えて使ってみるのも手です。


Letraset Tria Marker(全300色)

パントントリアが廃盤になるのと入れ替わる形で、欧米などで販売されています。
最初はパントントリアとの区別のため「ニュートリアマーカー」と呼ばれていましたが、
パントントリアの在庫がなくなってきたのに伴い、最近ではほぼ「トリアマーカー」とだけ記載されています。
本体横にマークなどがない、色の筒だけの状態のものがこちらで、黒い丸マークがあるのは↑のパントン時代のものです。

コピックと同じように色記号と3ケタの数字(100の位:色相、10の位:彩度、1の位:明度)の
整理された分類になり、どのような色か分かりやすくなっています。
濃い程の鮮やかさは相変わらずですが、パントントリアとほぼ同じ色のもの、そうでないものとのバラつきはあります。
コピックなどと比べムラができにくい粒子のインクで、綺麗に紙が染まります。

「トリア」なのでもちろんニブは3つですが、今回は1つがブラシニブに変わりました。
ブラシニブはコピックスケッチのブラシニブのような、「柔らかく・すぐ曲がる」ものではないため、
感覚はだいぶ違います。同じように力をかけてもふにゃっとならないというか…
この方がいいという人と、もっとやわらかい方がいいと思う人に評価は分かれそうです
(管理人はコピックが基準になっているので、どちらかというと後者です)。

1つ、注意していただきたい、おすすめできないポイントがあるのですが
フタの合わせが甘いのか、フタをしていても乾いて描けなくなってしまうものが時々あります。
一部海外サイトではちょっと話題になったようなのですが
管理人の手元にあるものも、1回(試し書き)しか使っていないのにだめになってしまったものがいくつもあり、
日本で売るには厳しいクオリティかもしれません。

パントントリアはインクボトルが変わった形でしたが、今回は普通の直方体に近く、収納しやすくなっています。
それとインクボトルサイズがかなり小さくなっています(20ml/コピックバリオスインクより少ない、パントンの半分)
ので、実質はだいぶ割高になったと言えるかもしれません。

日本には輸入販売されていませんが、元々日本市場を視野に入れていたようで
箱やインクボトル本体などにも日本語表記があったりします。
現在はeBay(sekaimon)などのネットオークションや、これらの海外通販等で入手できます。


サンスター パントンツインマーカー(全150色)

パントンユニバースの国産マーカー、こちらは油性です。
パントンとありますがトリアのインク質とは違い、コピック寄りですがそれより重めのインク。

ファッション&ホームの色表同様、一本一本にちゃんと番号と英語の色名がついていて、
さらにカラーイメージの単語が3つづつ
(例:18-5725 GALAPAGOS GREEN hopeful stable composed)表記されていておしゃれ。
末尾が「JP」のものはパントンの色表に対応していない?ようです。

ニブはブラシと丸いファインニブの2種類、コピックコミックマーカーに近い構成です。
ブラシはちょっとかすれたようなインクの出方になるニブで
味が出せると思うか、マーカーとしては違和感があると思うか、好みが分かれるところ
(もちろん塗り込めば均一な塗りになります)。インクが出過ぎることはありません。
むしろ蓋を閉めていても乾きやすいという可能性も払拭できません…

本体ブラシ側は管理人(手の大きさは女性の普通〜わずかに大きい)の手でもかなり太いです。
ファインニブ側はコピックスケッチぐらいの太さ。
全体的に角張っていますので、握りしめていると手が痛くなりやすいです。
角張った&太いボディに抵抗がないかが購入の分かれ目。
詰め替えインクが売っていないのもやや厳しいところです。

パントントリアとパントンツインは同じパントンと付いていても、

トリアパントンのソリッドカラー(パントンが独自に決めた1114色)、
パントンツインファッション&ホーム(という、ソリッドカラーとは別の、パントンが作った色表)

という違うところから色を取って来ています。
番号もトリアは2717(-T)みたいな4ケタ、パントンツインは14-4112みたいな6ケタと全然違い、分かりにくいです;

ソリッドカラーもファッション&ホームもよく分からないという方に簡単にいうと
パントントリアとパントンツインは関連性がほぼないと思った方がいいかも知れません。


クレタケ ジグ カリグラフィーII

カリグラフィーに特化したツインタイプのマーカー。
チップの形に特徴があるため、逆に普通の描画には使いづらい仕様です。
色は基本的にどれも鮮やかめの原色ラインナップなので
練習用以外だと少し使いどころが限定されるかも…という気がしました。


デリーター ネオピコ2(全144色)

アルコールマーカーです。
ネオピコ3はこれと全く異なる商品なのでご注意下さい。

1本200円ほどと廉価なので、学生さんが買うことも多いマーカーで
片方がブラシニブ/もう片方がブロードニブです。
色ラインナップやインクの色など、モノ自体はそれなりです。
最近、詰め替えインクボトルも発売されました。

「ネオピコプチ」セットを揃えるとグラデが作れると宣伝されていますが、
グラデというにはわりと色が離れているような気もしますので
自分で一本一本確認して買った方がいいかもしれません。

また
・キャップの色とインクの色が、かなり違う場合がある
・一般的な(マーカー含めますが、マーカーに限らず)画材の色名と比べて
「この色名でこの色は違うんじゃないの」と思うような色もあった

ので、必ず「塗った色を見て」買い物をした方が失敗がないと思います。

本体には色番号だけ記載されていますが、色表などには色名も付いています。


その他:マービー ルプルーム パーマネント(「パーマネント」がアルコールマーカー、「ピグメント」が水性です
ブラシは少し太めでぼたっとした感じでした)、
ファーバーカステル ピットアーティストペン(水性マーカーで、先はかなり細いブラシ状です。
水性のため&カステル製品のため品のある色で、マーカー独特のどぎつさが少ないと感じます)など


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